アサーティブ・コミュニケーション読了
初めに
前回読んだアンガーマネジメントと関連して、今回はアサーティブコミュニケーションの書籍を読んだ。
感想
今回も前の書籍同様、アサーティブなコミュニケーションとは、というところから始まり、後半になるにつれて具体のケースなどに踏み込んでいた。
「攻撃的な自己表現」、「非主張的な自己表現」、「アサーティブな自己表現」の3種類あるということが書かれていた。
攻撃的な自己表現
- 相手を抑えて自分の言いたいことを通す自己表現
- コミュニケーションのゴールが勝つことになっている
- 「頼まれたことを(意図的に)すぐにやらない」「誰かの足を引っ張るようなことをしてチームを乱す」と言った「受身的攻撃」も含まれる。
非主張的な自己表現
- 自分を抑えて相手を立てる自己表現
- ネガティブな思い込み
- 過度にへりくだったり、自己防衛的な言い訳をする
アサーティブな自己主張
- お互いの主張や立場を大切にした表現
- 相手や自分を責めない、感情的にならない
- 「言わない」という選択肢もあり
自身の振る舞いを振り返ると非主張的な自己表現しがちだなと、、
また、本書で述べられていた個人のゴールは一旦ここに据えましょうということは、なるほどと頷いた。
× 「わたしがアサーティブに伝えたのだから、怒らずに気持ちよく受けとめるべきだ。相手もアサーティブに伝えてくるべきだ」 ○ 「自分は自分の伝えたいことを、相手にアサーティブに伝えることができた」
相手をコントロールするということが終着点ではなく、自身の振る舞いに閉じるので分離ができていると感じる。
最後に
この伝え方という分野は自身のメンタルもそうだが、他者への影響の仕方にも関わるので、習得できるようにトレーニングや他の本なども見てみたい。