吉田の雑記

エンジニアとしてのアウトプット中心でその他のことも書きます

アンガーマネジメント入門読了

初めに

Twitterで良い入門書という声を見かけて、自分が些細なことで怒ってることが多いなと思ったので以下の本を読んでみた。 Amazon.co.jp: アンガーマネジメント入門 (朝日文庫) eBook : 安藤 俊介: 本

  • 影響を受けたつぶやき

赤川 朗 / Forkwell on Twitter: "良かった。この本が550円とか、やっぱ書籍って価値と価格が釣り合ってない。 アンガーマネジメント入門ー安藤俊介 https://t.co/8qBiRy2hBu" / Twitter

簡単に感想

入門書として、とても良かった。

読む前は「ムカつくことがあったら5秒数えて深呼吸する」くらいのやり過ごし方しか知らなかったが、小手先的なテクニックというよりは怒りの発生するメカニズムから説明されたので、スッと入ったのだと思う。
簡単に、怒りが発生する順序は以下。

  1. ある出来事に遭遇する。
  2. 自分の中にあるコアビリーフ(個人が正しいと思っており、その人の中核にある信念や価値観のこと)によって出来事の意味づけを行う。
  3. 2.による意味づけを行った結果、許せない場合には怒る。

2.のコアビリーフというのが曲者で、一般論や定量的な数値などではなく、あくまでその人の主観。
この自身の中の考え方などが歪んでないかをアンガーログを取り、落ち着いた後に3コラムテクニックのようなものでふりかえりを行うという手法が紹介されている。
個人的にも簡単にアンガーログをつけ始めているが、頭の中からアウトプットすることでモヤモヤと抱えなくて済んでいる(気がする)。
多少なりとも客観的に見ることができ、怒りを感じた出来事に対してここは観点が分かれているなという分類などもできた。

あとは怒りを感じた時に、すぐに感情的になって行動を取らないようにする方法やそのまま言葉に出すのではなく、相手に受け取る余地を与える言い換えなどの技術なども載っており活用できるようになりたい。

最後に

認知行動療法などでも聞いた気がするが、自身の認知が歪んでないか、という観点は自分の頭の中から吐き出して、外から見ないと非常に難しいものだと思っている。
ひとまずは継続してアンガーログをつけるようにしたい。

また、最後の方にアサーティブコミュニケーションについての紹介もあったので、これについても入門書を読んでみようと思う。